2009年 11月 13日
パタンランゲージ要約51-100 |
※/a/b/c/の数字は各文章の前に記しているものが当該パタンに影響するパタン(=当該パタンよりも上位のパタン)の数字、
各文章の後ろに記しているものが当該パタンが影響するパタン(=当該パタンよりも下位のパタン)の数字です。
引き続き都市編
---------------------------------------------
51.緑路
/49/50/67/
必要以上の駐車場は設置しないという前提のもと、コミュニティ内の道路の舗装は緑化し、最低限の舗石のみ車用に設置する。
/67/52/103/170/245/247/
52.人と車のネットワーク
/23/49/51/30/31/120/
歩車分離は達成されるべきだが、さまざまな活動が発生するのはそれらの結節点である。
交通量が極度に多いか少ない場合を除き、歩行路は道路に対して直角に交わるように計画され、どの歩行路からも道路に等しくアクセス可能な状態にすること。
/55/51/120/121/54/
53.大きな門口
/14/37/41/95/98/
建物群、近隣、区域など都市内で重要な意味を持つ領域のすべての境界を、主要進入路の境界横断点に大きな門口を設け、明示する事
/110/112/98/
54.横断歩道
/23/52/
物理的に車の優位性を下げるために、横断待ち時間が2秒以上かかる
横断歩道を道路よりも15-30センチ高くすること。
/61/92/93/103/55/174/244/
55.小高い歩道
/52/54/23/
速い車が通る道路沿いの歩道は45cm以上車道よりも高くし、片側によせることで、3.6m以上の歩道を確保すること
/243/119/125/
56.自転車路と置場
/11/49/52/
自転車路は意図した通路システムをつくること。自転車路は見分けやすい特殊な路面ではっきり明示する。できるだけ地区道路や主要歩行路に沿って走らせる。歩行路沿いを走らせる場合は歩行路よりも低くし、建物から30m以内に配すこと。
/110/119/59/173/
57.都市の子供
/23/31/49/51/52/56/18/
子供用自転車路を都市の裏側へ通し、すべての近隣を通り抜けられるようにすること。
/164/68/73/85/40/41/43/70/72/74/84/
58.カーニバル
/31/33/
街のどこかにカーニバル用の場所を残しておくこと。街路の橋に野外劇場を設け、舞台と街路が一体となるように配すこと。
/61/63/69/93/100/244/
59.静かな奥
/9/41/
仕事場と共に静寂が必要である。
建物の背後に静かな奥を小川や池に収束するように形成すること
/64/71/171/60/173/
60.手近な緑
/14/41/13/15/59/
すべての家や仕事場から徒歩三分以内(230m以内)に公開緑地をつくること。都市全域に渡り、460m間隔で均等に分散させる事。緑地の幅は45m以上、面積は5600㎡以上に。
/171/106/173/66/70/72/74/94/
61.小さな広場
/30/31/41/14/
公共広場は想像よりもずっと狭くすること。
通常は14-18m以下の直径とし、広くても21mを超えないこと。(短手)
人の顔の識別可能距離24m、直径10mの広場では4人いれば生命感を発する。広すぎる広場は寂れた印象を与える。
/123/124/106/114/122/125/
62.小高い場所
/21/61/66/12/
7000人のコミュニティごとに街を見晴らせる小高い場所を配すること。そこへのアクセスは車やエレベータではなく、自分の脚でたどり着けるようにすること。
/61/125/134/158/
63.街頭の踊り
/10/31/33/58/61/
プロムナード沿い、広場、盛り場などに小高い演奏代を設け、そこで音楽家が演奏できる環境をつくること。場合によっては屋根をかけ、下に軽食の屋台を組み込むこと。演奏台の周囲は舗装すること。
/124/69/93/244/
64.池と小川
/24/25/15/59/100/
自然の池や小川を保存し、都市を通り抜けるままにしておくこと。それに沿って、歩道を整備し、横断交通用の橋は多くは架けないこと。雨水の処理も景観に積極的に参加させること。
/71/31/66/119/
65.出産所
/12/14/26/
出産を病気と扱ってはいけない。
女性が出産する地区出産所を建てること。それは、出産という自然且つ重大な瞬間のために設えられた空間である。家族の分離は起こらない。
/129/136/139/111/173/95/
66.聖域
/26/24/
それぞれのコミュニティにおいて神聖と思われる土地を神に捧げる土地とみなし、重囲化した空間配置とすること。
/53/134/64/171/
67.共有地
/60/37/38/39/41/
住宅クラスター用地の25%を共有地にし、それが各住戸に接するか、ちかくにあるように配置すること。自動車に占拠されないよう注意。
/105/106/114/69/72/177/68/51/
68.つながった遊び場
/67/
幼年期に同世代の友人がいないと精神病に陥りやすい。
少なくとも64世帯の集団を車を排除した帯状の土地でつなぎ合わせ、共有地、歩行路、庭などを配置すること。これらを子供たちのつながった遊び場とすること。
/37/51/71/74/73/
69.公共戸外室
/53/60/61/67/100/120/
個々のコミュニティ内の共有地に置いて壁のない、入りやすい戸外空間を設置すること。
/129/121/124/163/115/119/244/125/241/
70.墓地
/26/14/66/67/
多少囲われた空間に決して大規模ではない墓地を小さな土地に割り当てること。土地の所有権は厳重に保証され、200年スパンで遺骸は海へ葬られ土地の拡大を防ぐこと。
/59/171/241/
71.泳げる水
/25/64/37/41/47/67/72/
縁が徐々に深くなる、十分な深さと広さを持った池やプールを整備すること。水質を保つこと。
/64/105/69/174/243/
72.地区スポーツ
/41/47/
あらゆるスポーツ施設を分散して配置すること。外から気軽に参加できるよう、よく見える位置に配すること。
/95/144/71/101/165/241/243/
73.冒険遊び場
/67/68/
近隣ごとに設えすぎない、子供の遊び場=ネット、箱、たる、木、ロープなどを用意した場所を設置すること
/161/56/172/203/173/243/
74.動物
/67/79/51/67/
動物との本質的コミュニケーションは人間にとって有益である。自分の敷地内であればどんな動物も飼っていい。草や水や木があり、柵で守られた動物が気ままに草を食べられる千沙な共有地を設定すること。近隣内に舗装なしの動物移動道路を少なくとも一つは設けること。
/51/60/86/178/
75.家族
/37/38/39/48/26/35/
核家族は単独では発展的な社会形態とはいえない。
小規模すぎる核家族は冗長性が欠如。
オールダス・ハクスリー「島」
8-12人が集まり、共同世帯を形成するプロセスを確立すること。
1.私的領域の確保
2.共用空間
3.中心部、全員が座れる場所
で構成される。
/79/76/77/78/129/147/95/
76.小家族の家
/75/37/
子供と大人の関係が小家族では重要である。
家を3つのエリアに分けること。両親の領土、子供の領土、共域。規模はほぼ同規模だが、共域をより広くとること。
/79/129/136/143/137/
77.ふたりの家
/75/37/
家族に属するのが望ましい。夫婦で住む場合、二人の場所と一人ずつ、それぞれの私的領域で構成すること。
/79/136/141/
78.ひとりの家
/75/76/77/
一人の家は単純性に徹した場所とする。大小のアルコーブで囲まれたワンルームである。28-37㎡で十分。
79/139/144/180/183/188/189/155/154/
79.自分だけの住まい
いかなる住宅も居住者が独自の管理ができるような所有形式とし、伝統的な賃貸形式は違法とする。財政面ではなく管理面を重視した所有形式とすること。いかなる住宅も自分でカスタマイズ可能なベランダや部屋を用意すること。
/95/111/
80.自主管理の作業場とオフィス
/9/42/41/
仕事の充実は大規模になるほど得られなくなる。
つまり、小規模で複数の仕事場で構成される社会が望ましい。その小規模集団においては自己管理によって仕事が進められる。
「仏教徒の経済学」
<仕事の機能>
・能力の活用
・他人との共存
・サービスの創出
仏教徒は文明の本質を欲望の拡大ではなく人間性の純化に見いだす。
5-20人の作業者で構成される自主管理的な作業場やオフィスを形成すること。その中の決定事項に関しては各組織が主体的に管理すること。大きく、複雑な主体が必要な作業に関しては、複数の小規模団体が並列連携して行うこと。
/82/95/81/83/148/
81.形式抜きの小さな窓口
/41/43/44/47/84/
公共サービスは大きすぎると機能しない。
いかなるサービスも12名を超えてはならない。各部門は識別しやすい建物に収容すること。それぞれ公道に直に通る入り口を設けること。
/82/95/101/102/45/146/148/
82.事務室のつながり
/80/81/
部門間の距離はそれぞれの2部門間で交わされる1日あたりの移動回数を算出し、前述のグラフから「迷惑距離」を求め、2部門間の距離が迷惑距離を上回らないようにすること。一層分は30m二層分は90mで算出すること。部門間のコミュ二ケーションが無理なく行われる状態が理想である。
/21/95/100/158/101/102/
83.師匠と弟子
/18/80/
基本的な学習環境とはその道の達人の助手を務めながら学ぶという状況である。
そのためには1;多数よりも1:少数の方が適した環境と言える。
/152/183/129/147/148/149/151/
84.十代の社会
/26/18/83/
ハイスクールを解体し、十代で構成される社会を作り出すこと。明確な役割と訓練形態のもと、生徒が学習や社会生活に大半の責任を負うような制度に置き換えること。大人は指導するが、できるだけ生徒自身の手で実行できるようにしておくこと。
/18/72/147/157/95/
85.店先学校
/86/18/
7-12歳の子供のために大規模な公立学校を建てる代わりに、小規模な独立校(教師:生徒=1:10)を設立しておくこと。それをコミュニティ内の公的空間と店先に配置すること。
/100/80/60/95/165/
86.子供の家
/57/68/18/
子供は両親に育てられるのではなく、両親は自分自身の生活を中心に据える。
ここでの子供の家は親子関係を弱め、社会関係に巻き込むための場所である。第二の家庭。
・程よい中庭を持った曲がりくねった家
・自宅から徒歩圏にある
・数人の大人(一人以上は実際に住む)で運営される
・24時間営業
/95/101/73/79/75/129/
87.個人商店
/88/89/32/46/
店が大き過ぎたり、不在所有主によって管理された店は退屈である。
個人商店の発展を促すこと。賃貸スペースを小規模×多数にすることで創業リスクを抑え、所有者自身が営業すること。
/95/165/191/197/200/
88.路上カフェ
/14/30/61/
カフェは個人的滞在でありながら極めて公的な状況を担保する都市機能である。
各近隣はカフェを積極的に配すこと。にぎやかな歩行路に開放すること。
/165/150/251/125/243/244/95/
89.角の日用店
/46/14/19/
近隣商店はその近隣を知覚する要因である。
50人/haの密度で1000人を対象とすれば経営は存続可能である。
どの近隣でも中心部の近くに角の日用店を少なくとも1軒はまかなうこと。店主の住宅を併設すること。
/191/197/87/200/110/165/95/
90.ビアホール
/15/31/33/
人々が間断なく行き交い、ビールやワイン、音楽などを用意した数百人が集まれる大きな場所をコミュニティ内のどこかに一つは設けること。
/179/181/190/95/
91.旅人の宿
/10/30/31/33/41/
旅人の宿は、旅人同士のコミュニケーションが自然と発生し、活気を与えるような場所とすること。規模は30-40人、一同に介す大空間を個室が囲むような形式とすること。
/129/63/90/147/94/95/
92.バス停
/20/
バス停の環境をよりよくすること。
請う供せ且つの小センターを形成するようにバス停を作ること。いくつかの活動を内包させ、売店、案内板、雨よけ、腰掛け、タバコ屋、喫茶店、広場など、様々な都市機能との関係を考慮すること。
/53/69/121/150/93/241/
93.屋台
/30/54/55/61/92/
・屋台は人と車のネットワーク、横断歩道地点に集中させること。周囲に駐車場は設けない。
・屋台の形式は自由
・食べ物のにおい
・所有者自身によって運営されること
/124/244/87/
94.人前の居眠り
/34/61/69/88/100/101/150/
居眠りが自然発生する公共空間は成功している証拠である。
公的な環境には、数多くのベンチ、居心地の良い場所、地面居座れる一角、などを多少の雨よけとともに配すること。
/160/188/241/
------------------------------------------------------
以上<都市>編
------------------------------------------------------
以下<建築>編
------------------------------------------------------
95.複合建物
/96/
建物は小さな部分の複合体である。というメッセ-ジを伝達するメディアとなること。すなわち、誰がどのような活動をそこでしているのかを他の部分と差異化させる。ということ。
のっぺりとした大きな固まりの建物では人が消えている。
低密地区では一つ一つの建物がアーケード、歩行路、共有庭などでつながれ、全体として小さい建物の集合体として認識されるように設計すること。
高密地区では、単一の立体構造の一部でありながら、重要部分を強調し識別出来るようにしておく。
/109/122/110/119/98/99/104/105/107/205/
96.階数
/95/21/
・4階以下
・投影面積が敷地の50%を超えないこと=どの場合でも敷地の半分は空地
・容積率は1階建て:50%、2階建て:100%、3階建て:150%、4階建て:200%
・周囲の建物と高さをある程度揃えること
/99/116/104/105/118/213/205/
97.見えない駐車場
/11/22/95/
大規模駐車場の駐車ビルは外部からは見えないようにし、入り口は自然な目的建物の門口になるようにすること。
/39/87/158/166/244/98/102/110/135/205/
98.段階的な動線領域
/95/96/
いい環境とは意識せずとも理解できる環境である
・複合体内の重層した領域システムを把握でき、うち最初で最大のものが複合体全体であること
・すべての領域の入り口が上位の領域の導線空間に直に面していること
・それぞれの領域に名前を与えること=物理的明瞭な区分があること
・領域は段階的に小さくなる
/53/67/100/99/101/114/115/102/110/120/
99.母屋
/95/96/98/
どんな建物の集合体であってもどの建物が核となるかを決定すること。
この建物には高い屋根をかけ、中央に配置し、母屋に仕立てること。
他よりも目立たせること
/129/116/205/
100.歩行者街路
/31/32/52/38/39/43/46/95/98/55/
車の移動しかない外部も、移動を内部に押しやられた廊下も死んでいるので、部屋間の移動も外部に出すために、数多くの入り口や上階から街路に直結する階段を設けること
/123/102/158/140/164/165/166/167/119/121/
参考文献「パタンランゲージ」C・アレグザンダー著 鹿島出版会
各文章の後ろに記しているものが当該パタンが影響するパタン(=当該パタンよりも下位のパタン)の数字です。
引き続き都市編
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51.緑路
/49/50/67/
必要以上の駐車場は設置しないという前提のもと、コミュニティ内の道路の舗装は緑化し、最低限の舗石のみ車用に設置する。
/67/52/103/170/245/247/
52.人と車のネットワーク
/23/49/51/30/31/120/
歩車分離は達成されるべきだが、さまざまな活動が発生するのはそれらの結節点である。
交通量が極度に多いか少ない場合を除き、歩行路は道路に対して直角に交わるように計画され、どの歩行路からも道路に等しくアクセス可能な状態にすること。
/55/51/120/121/54/
53.大きな門口
/14/37/41/95/98/
建物群、近隣、区域など都市内で重要な意味を持つ領域のすべての境界を、主要進入路の境界横断点に大きな門口を設け、明示する事
/110/112/98/
54.横断歩道
/23/52/
物理的に車の優位性を下げるために、横断待ち時間が2秒以上かかる
横断歩道を道路よりも15-30センチ高くすること。
/61/92/93/103/55/174/244/
55.小高い歩道
/52/54/23/
速い車が通る道路沿いの歩道は45cm以上車道よりも高くし、片側によせることで、3.6m以上の歩道を確保すること
/243/119/125/
56.自転車路と置場
/11/49/52/
自転車路は意図した通路システムをつくること。自転車路は見分けやすい特殊な路面ではっきり明示する。できるだけ地区道路や主要歩行路に沿って走らせる。歩行路沿いを走らせる場合は歩行路よりも低くし、建物から30m以内に配すこと。
/110/119/59/173/
57.都市の子供
/23/31/49/51/52/56/18/
子供用自転車路を都市の裏側へ通し、すべての近隣を通り抜けられるようにすること。
/164/68/73/85/40/41/43/70/72/74/84/
58.カーニバル
/31/33/
街のどこかにカーニバル用の場所を残しておくこと。街路の橋に野外劇場を設け、舞台と街路が一体となるように配すこと。
/61/63/69/93/100/244/
59.静かな奥
/9/41/
仕事場と共に静寂が必要である。
建物の背後に静かな奥を小川や池に収束するように形成すること
/64/71/171/60/173/
60.手近な緑
/14/41/13/15/59/
すべての家や仕事場から徒歩三分以内(230m以内)に公開緑地をつくること。都市全域に渡り、460m間隔で均等に分散させる事。緑地の幅は45m以上、面積は5600㎡以上に。
/171/106/173/66/70/72/74/94/
61.小さな広場
/30/31/41/14/
公共広場は想像よりもずっと狭くすること。
通常は14-18m以下の直径とし、広くても21mを超えないこと。(短手)
人の顔の識別可能距離24m、直径10mの広場では4人いれば生命感を発する。広すぎる広場は寂れた印象を与える。
/123/124/106/114/122/125/
62.小高い場所
/21/61/66/12/
7000人のコミュニティごとに街を見晴らせる小高い場所を配すること。そこへのアクセスは車やエレベータではなく、自分の脚でたどり着けるようにすること。
/61/125/134/158/
63.街頭の踊り
/10/31/33/58/61/
プロムナード沿い、広場、盛り場などに小高い演奏代を設け、そこで音楽家が演奏できる環境をつくること。場合によっては屋根をかけ、下に軽食の屋台を組み込むこと。演奏台の周囲は舗装すること。
/124/69/93/244/
64.池と小川
/24/25/15/59/100/
自然の池や小川を保存し、都市を通り抜けるままにしておくこと。それに沿って、歩道を整備し、横断交通用の橋は多くは架けないこと。雨水の処理も景観に積極的に参加させること。
/71/31/66/119/
65.出産所
/12/14/26/
出産を病気と扱ってはいけない。
女性が出産する地区出産所を建てること。それは、出産という自然且つ重大な瞬間のために設えられた空間である。家族の分離は起こらない。
/129/136/139/111/173/95/
66.聖域
/26/24/
それぞれのコミュニティにおいて神聖と思われる土地を神に捧げる土地とみなし、重囲化した空間配置とすること。
/53/134/64/171/
67.共有地
/60/37/38/39/41/
住宅クラスター用地の25%を共有地にし、それが各住戸に接するか、ちかくにあるように配置すること。自動車に占拠されないよう注意。
/105/106/114/69/72/177/68/51/
68.つながった遊び場
/67/
幼年期に同世代の友人がいないと精神病に陥りやすい。
少なくとも64世帯の集団を車を排除した帯状の土地でつなぎ合わせ、共有地、歩行路、庭などを配置すること。これらを子供たちのつながった遊び場とすること。
/37/51/71/74/73/
69.公共戸外室
/53/60/61/67/100/120/
個々のコミュニティ内の共有地に置いて壁のない、入りやすい戸外空間を設置すること。
/129/121/124/163/115/119/244/125/241/
70.墓地
/26/14/66/67/
多少囲われた空間に決して大規模ではない墓地を小さな土地に割り当てること。土地の所有権は厳重に保証され、200年スパンで遺骸は海へ葬られ土地の拡大を防ぐこと。
/59/171/241/
71.泳げる水
/25/64/37/41/47/67/72/
縁が徐々に深くなる、十分な深さと広さを持った池やプールを整備すること。水質を保つこと。
/64/105/69/174/243/
72.地区スポーツ
/41/47/
あらゆるスポーツ施設を分散して配置すること。外から気軽に参加できるよう、よく見える位置に配すること。
/95/144/71/101/165/241/243/
73.冒険遊び場
/67/68/
近隣ごとに設えすぎない、子供の遊び場=ネット、箱、たる、木、ロープなどを用意した場所を設置すること
/161/56/172/203/173/243/
74.動物
/67/79/51/67/
動物との本質的コミュニケーションは人間にとって有益である。自分の敷地内であればどんな動物も飼っていい。草や水や木があり、柵で守られた動物が気ままに草を食べられる千沙な共有地を設定すること。近隣内に舗装なしの動物移動道路を少なくとも一つは設けること。
/51/60/86/178/
75.家族
/37/38/39/48/26/35/
核家族は単独では発展的な社会形態とはいえない。
小規模すぎる核家族は冗長性が欠如。
オールダス・ハクスリー「島」
8-12人が集まり、共同世帯を形成するプロセスを確立すること。
1.私的領域の確保
2.共用空間
3.中心部、全員が座れる場所
で構成される。
/79/76/77/78/129/147/95/
76.小家族の家
/75/37/
子供と大人の関係が小家族では重要である。
家を3つのエリアに分けること。両親の領土、子供の領土、共域。規模はほぼ同規模だが、共域をより広くとること。
/79/129/136/143/137/
77.ふたりの家
/75/37/
家族に属するのが望ましい。夫婦で住む場合、二人の場所と一人ずつ、それぞれの私的領域で構成すること。
/79/136/141/
78.ひとりの家
/75/76/77/
一人の家は単純性に徹した場所とする。大小のアルコーブで囲まれたワンルームである。28-37㎡で十分。
79/139/144/180/183/188/189/155/154/
79.自分だけの住まい
いかなる住宅も居住者が独自の管理ができるような所有形式とし、伝統的な賃貸形式は違法とする。財政面ではなく管理面を重視した所有形式とすること。いかなる住宅も自分でカスタマイズ可能なベランダや部屋を用意すること。
/95/111/
80.自主管理の作業場とオフィス
/9/42/41/
仕事の充実は大規模になるほど得られなくなる。
つまり、小規模で複数の仕事場で構成される社会が望ましい。その小規模集団においては自己管理によって仕事が進められる。
「仏教徒の経済学」
<仕事の機能>
・能力の活用
・他人との共存
・サービスの創出
仏教徒は文明の本質を欲望の拡大ではなく人間性の純化に見いだす。
5-20人の作業者で構成される自主管理的な作業場やオフィスを形成すること。その中の決定事項に関しては各組織が主体的に管理すること。大きく、複雑な主体が必要な作業に関しては、複数の小規模団体が並列連携して行うこと。
/82/95/81/83/148/
81.形式抜きの小さな窓口
/41/43/44/47/84/
公共サービスは大きすぎると機能しない。
いかなるサービスも12名を超えてはならない。各部門は識別しやすい建物に収容すること。それぞれ公道に直に通る入り口を設けること。
/82/95/101/102/45/146/148/
82.事務室のつながり
/80/81/
部門間の距離はそれぞれの2部門間で交わされる1日あたりの移動回数を算出し、前述のグラフから「迷惑距離」を求め、2部門間の距離が迷惑距離を上回らないようにすること。一層分は30m二層分は90mで算出すること。部門間のコミュ二ケーションが無理なく行われる状態が理想である。
/21/95/100/158/101/102/
83.師匠と弟子
/18/80/
基本的な学習環境とはその道の達人の助手を務めながら学ぶという状況である。
そのためには1;多数よりも1:少数の方が適した環境と言える。
/152/183/129/147/148/149/151/
84.十代の社会
/26/18/83/
ハイスクールを解体し、十代で構成される社会を作り出すこと。明確な役割と訓練形態のもと、生徒が学習や社会生活に大半の責任を負うような制度に置き換えること。大人は指導するが、できるだけ生徒自身の手で実行できるようにしておくこと。
/18/72/147/157/95/
85.店先学校
/86/18/
7-12歳の子供のために大規模な公立学校を建てる代わりに、小規模な独立校(教師:生徒=1:10)を設立しておくこと。それをコミュニティ内の公的空間と店先に配置すること。
/100/80/60/95/165/
86.子供の家
/57/68/18/
子供は両親に育てられるのではなく、両親は自分自身の生活を中心に据える。
ここでの子供の家は親子関係を弱め、社会関係に巻き込むための場所である。第二の家庭。
・程よい中庭を持った曲がりくねった家
・自宅から徒歩圏にある
・数人の大人(一人以上は実際に住む)で運営される
・24時間営業
/95/101/73/79/75/129/
87.個人商店
/88/89/32/46/
店が大き過ぎたり、不在所有主によって管理された店は退屈である。
個人商店の発展を促すこと。賃貸スペースを小規模×多数にすることで創業リスクを抑え、所有者自身が営業すること。
/95/165/191/197/200/
88.路上カフェ
/14/30/61/
カフェは個人的滞在でありながら極めて公的な状況を担保する都市機能である。
各近隣はカフェを積極的に配すこと。にぎやかな歩行路に開放すること。
/165/150/251/125/243/244/95/
89.角の日用店
/46/14/19/
近隣商店はその近隣を知覚する要因である。
50人/haの密度で1000人を対象とすれば経営は存続可能である。
どの近隣でも中心部の近くに角の日用店を少なくとも1軒はまかなうこと。店主の住宅を併設すること。
/191/197/87/200/110/165/95/
90.ビアホール
/15/31/33/
人々が間断なく行き交い、ビールやワイン、音楽などを用意した数百人が集まれる大きな場所をコミュニティ内のどこかに一つは設けること。
/179/181/190/95/
91.旅人の宿
/10/30/31/33/41/
旅人の宿は、旅人同士のコミュニケーションが自然と発生し、活気を与えるような場所とすること。規模は30-40人、一同に介す大空間を個室が囲むような形式とすること。
/129/63/90/147/94/95/
92.バス停
/20/
バス停の環境をよりよくすること。
請う供せ且つの小センターを形成するようにバス停を作ること。いくつかの活動を内包させ、売店、案内板、雨よけ、腰掛け、タバコ屋、喫茶店、広場など、様々な都市機能との関係を考慮すること。
/53/69/121/150/93/241/
93.屋台
/30/54/55/61/92/
・屋台は人と車のネットワーク、横断歩道地点に集中させること。周囲に駐車場は設けない。
・屋台の形式は自由
・食べ物のにおい
・所有者自身によって運営されること
/124/244/87/
94.人前の居眠り
/34/61/69/88/100/101/150/
居眠りが自然発生する公共空間は成功している証拠である。
公的な環境には、数多くのベンチ、居心地の良い場所、地面居座れる一角、などを多少の雨よけとともに配すること。
/160/188/241/
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以上<都市>編
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以下<建築>編
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95.複合建物
/96/
建物は小さな部分の複合体である。というメッセ-ジを伝達するメディアとなること。すなわち、誰がどのような活動をそこでしているのかを他の部分と差異化させる。ということ。
のっぺりとした大きな固まりの建物では人が消えている。
低密地区では一つ一つの建物がアーケード、歩行路、共有庭などでつながれ、全体として小さい建物の集合体として認識されるように設計すること。
高密地区では、単一の立体構造の一部でありながら、重要部分を強調し識別出来るようにしておく。
/109/122/110/119/98/99/104/105/107/205/
96.階数
/95/21/
・4階以下
・投影面積が敷地の50%を超えないこと=どの場合でも敷地の半分は空地
・容積率は1階建て:50%、2階建て:100%、3階建て:150%、4階建て:200%
・周囲の建物と高さをある程度揃えること
/99/116/104/105/118/213/205/
97.見えない駐車場
/11/22/95/
大規模駐車場の駐車ビルは外部からは見えないようにし、入り口は自然な目的建物の門口になるようにすること。
/39/87/158/166/244/98/102/110/135/205/
98.段階的な動線領域
/95/96/
いい環境とは意識せずとも理解できる環境である
・複合体内の重層した領域システムを把握でき、うち最初で最大のものが複合体全体であること
・すべての領域の入り口が上位の領域の導線空間に直に面していること
・それぞれの領域に名前を与えること=物理的明瞭な区分があること
・領域は段階的に小さくなる
/53/67/100/99/101/114/115/102/110/120/
99.母屋
/95/96/98/
どんな建物の集合体であってもどの建物が核となるかを決定すること。
この建物には高い屋根をかけ、中央に配置し、母屋に仕立てること。
他よりも目立たせること
/129/116/205/
100.歩行者街路
/31/32/52/38/39/43/46/95/98/55/
車の移動しかない外部も、移動を内部に押しやられた廊下も死んでいるので、部屋間の移動も外部に出すために、数多くの入り口や上階から街路に直結する階段を設けること
/123/102/158/140/164/165/166/167/119/121/
参考文献「パタンランゲージ」C・アレグザンダー著 鹿島出版会
by tsujitakuma
| 2009-11-13 02:55
| book